富山観音 大仰寺 松島町手樽
通称「富山観音」と呼ばれている奥州三十三観音 第7番札所 富春山大仰寺は松島町手樽にあります。
臨済宗妙心寺派 大仰寺が富山観音と観音堂を護持しています。
富山観音堂 ↑
松島町 富山は松島四大観のひとつ麗観として知られる117mの山です。
明治9年(1876)東北巡幸の際、明治天皇も騎馬でこの山に上っています。
この山頂に、富山観音堂があります。
御本尊は千手観世音菩薩です。
現在の御堂は伊達正宗長女 五郎八姫が再建したもので、三間(5.4m)四面に三尺(90cm)の濡れ縁をめぐらした総朱塗り、基段の石造りが珍しいとされています。
仁王門 ↑
[境内にある案内文から]
観音堂は、坂上田村麻呂が大同年間(806~810)に慈覚大師作の観音菩薩像を安置したと伝えられ、石巻市「牧山」、涌谷町「箟岳」とともに奥州三観音として信仰されてきました。
堂は、伊達政宗の長女五郎八姫が承応3年(1654)改修されたものです。
また、観音堂の東側にある梵鏡(宮城県指定文化財)は五郎八姫が明暦3年(1657)寄進したものです。
梵鏡 ↑
観音堂を護持する大仰寺は、観音堂より一段低いところにあります。
瑞巌寺100世洞水和尚が開山した臨済宗妙心寺派のお寺です。
ここからの景色はすばらしい。文政6年(1823)仙台藩の儒学者船山万年が松島湾を眺望するに最も素晴らしい松島四大観のひとつ「麗観」として紹介しています。
明治9年(1876)東北巡幸の際、明治天皇が御休息した間? ↑
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