楽峯山 勝大寺 栗原市金成小迫
奥州三十三観音 22番札所 楽峯山勝大寺は栗原市金成の丘陵にあります。
真言宗智山派のお寺です。
4月5日参拝した日は「小迫の延年」小迫祭りが行われていました。
勝大寺 本堂 ↑
勝大寺の開創は、延暦23年(804)。
坂上田村麻呂が奥州平定の戦の折り、古くからこの地に鎮座する白山神社龍蔵大権現に戦勝を祈願し、戦が終わり無事帰洛する際にも再び神社に詣でた。
勝利の報告をするとともに戦没者の霊を敵味方なく弔うため、神社の前に一宇を建立し、十一面観世音菩薩を安置しました。
坂上田村麻呂が奥州平定の戦の折り、古くからこの地に鎮座する白山神社龍蔵大権現に戦勝を祈願し、戦が終わり無事帰洛する際にも再び神社に詣でた。
勝利の報告をするとともに戦没者の霊を敵味方なく弔うため、神社の前に一宇を建立し、十一面観世音菩薩を安置しました。
大同2年(807)に改めて慈覚大師を開山に請い、天台宗蓄峯山法華寺と号した。
文治元年(1189)の奥州合戦の際には、源頼朝が鎌倉に帰る途中立ち寄って報祭し、野祭りを開催したが、現在まで受け継がれている「小迫延年」であります。
南北朝時代に入ると天台宗は徐々に衰退、永和元年(1375)、祐弁阿闍梨が入山し、真言宗として再興し、楽峯山勝大寺と改めた。
観音堂 ↑
観音堂は別名「小迫観音」と呼ばれ、勝大寺本堂から約300m離れたところにあります。
観音堂は別名「小迫観音」と呼ばれ、勝大寺本堂から約300m離れたところにあります。
坂上田村麻呂によって建立された奥州7観音のひとつ、本尊は十一面観世音菩薩です。
4間(7.2m)四面、5尺5寸(135cm)の濡れ縁をめぐらし、江戸中期に建立されものです。その荘重な構えと境内の静寂に修験山伏祈祷道場であった昔を偲ぶことができます。
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