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2015年3月22日 (日)

海岸山 普門寺  陸前高田市米崎町

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奥州三十三観音 第29番札所 曹洞宗 海岸山 普門寺は陸前高田市米崎町にあります。

普門寺の草創は仁治2年(1241)。
臨済宗開祖栄西禅師の弟子記外和尚が開山。
記外和尚は三度、宋に渡ったが、最後の帰国の際に宋の皇帝より聖観音菩薩、愛染明王の掛け軸等五種の宝物を賜った。

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本堂 ↑

開山以来260余年の寺歴は明らかでない。
永正元年(1504)当時の浜田城主が石鳥谷の大興寺十世如幻和尚に請い、現在の地に再興開山したという。

天正19年(1591)、慶応3年(1867)の2度火災に遭い、堂宇焼失したが、皇帝より拝領の寺宝は焼失を免れた。

本堂は明治5年(1872)に再建、現在は山門を除く7堂伽藍が整備された。
山門は再建されていない。

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御本尊は釈迦牟尼仏です。

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本堂の裏手に観音堂があります。 ↑

観音堂には聖観音菩薩が安置されています。

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三重塔 ↑

文化6年(1809)岩手県内唯一の塔婆建築の三重塔が建立されました。

地上より12.5mの高さ、気仙大工の粋を集めたものです。

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青銅の大仏 ↑

享保3年(1718)唐金の大仏建立。高さ5mあります。
この時代で、青銅製のこの大きさのものは東北では稀有のものです。

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境内、本堂前に五百羅漢があります。↑
「未来への記憶プロジェクト」の一環で、被災者を中心とした参加者たちが、彫刻家の指導を受けながら自ら石を彫った羅漢様です。

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台の形は船です。 極楽浄土へ向かう船 ↑

安置されている仏像は震災直後百日目に奉納された千体物、①京都の大文字焼きに送られた高田松原の松が諸事情で230体の仏様に変わり、②それから京都静原小学校の児童の作った焼き物の80体、③中心には松原の松で造られたお地蔵さん2体。

上の棚には阿弥陀三尊像が乗っています。
さらに高い位置には日本を代表する版画家井堂雅夫さんが描いた「阿弥陀如来25菩薩來迎図」がかけられていました。

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田窪恭二先生の米崎りんご園(屏風) ↑

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金沢翔子さんの「書」 ↑

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参道 ↑

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代門 ↑

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鐘楼 ↑

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参道入り口から陸前高田市街地の方向を望む ↑

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