きらきらうた旅 前網浜スペシャルライブ
8月24日 きらきらうた旅 スペシャルライブが前網浜で開催されました。
この旅のなかで、音楽を通して、被災地の皆さんとつながり、その癒しの力が、少しでも被災地の応援になることを願って、東松島町、南三陸町、女川町、石巻市を巡る3日の旅です。
ミュージシャンは冴理さん(ジャズシンガー)、山田耶加さん(ピアニスト)、八木敬 (ベース)、そしてこの旅に参加9名の方です。
冴理さんの歌声で開演です。
うたを聞きながらの前網の漁師からの魚の炭火焼き、刺身を肴にお酒デース。
応えられないよ!!
前網の漁師が暑い中、定置網で今朝獲れた魚やホダテ、ホルモンを炭火焼しいています。ご苦労さんです。
前網浜の幼児たちは歌上手ですよ。かわいいよ。
浜の漁師と「うた旅」参加者のコラボ、漁業生産組合長も率先して歌っています。
そして、浜の姉妹の歌声 皆、上手いよ。
冴理さんもビールでのどを潤しています。
参加のみなさん音楽とお酒と食事で幸せいっぱいです。
フィナーレです。始まったころは明るかった前網漁港も、すっかり暗くなりました。
最後の歌声聞いて下さい。
ライブの開始前、ホヤ養殖場を見学させていただきました。
定置網船オリエント丸に乗船です。
皆さん船に乗って嬉しいようですね。
この船は昨年9月、山口県萩市の造船所で進水しました。
津波の被害を受けたこの地域では造船所も壊滅的な被害を受け、遠く離れた山口県で建造しました。
前網浜は日本で有数のホヤの産地でした。
津波で養殖施設は壊滅しました。
震災後、ホヤ養殖は、いち早く取組ましたが、ホヤからの収入は来年、平成26年です。
出荷まで3年を要します。それまでは収入ゼロを意味します。
比較的早く収入を得ることが可能な定置網を昨年10月からスタートさせました。
定置網に使う船がこのオリエント丸です。
8人の漁師がグループを立ち上げ、魚網と船等を準備しました。
これだけでも費用約2億円必要でした。国や県の補助金と金融機関からの借財です。
ホヤ養殖場に到着です。 漁師からホヤ養殖について説明を受けました。
このホヤが食べられるのは1年後です。
さらに、定置網の見学です。ホヤ養殖と併行して定置網を行っています。
この時期はアジ、サバを主ですが、マグロが入っていることもあるよ!!たまにですが。
大きなカメも。お酒をご馳走して、海に返すそうです。
震災から2年5か月 漁村の皆さんの変化
被災地の浜では、当初よりイベントや音楽会が多く開かれていましたが、ほとんどはボランティアの人たちによる運営で、浜の人たちは受け身でした。
前網での今回の音楽会は、今までとはちょっと違っていました。
浜の人たちの事前の準備、「きらきらうた旅」参加の皆さんに対するお世話。
差し入れを持参の人もいました。
組合長の奥さんは皆さんに参加を呼びかけ、仮設から車での送迎も行ってくれました。
現在、浜に住んでいるのは仮設の人も含め15世帯?、その殆どの世帯の方が参加しました。また2世帯の家族は石巻の仮設から馳せ参じました。
浜の女性のコメント「今までは皆さんに支援される立場であったが、少しでもお返ししたい気持ちで活動しました。」 心強いコメントです。
浜の人たちは「うた旅」に参加の人たちと仲良く、いしょに冴理さんの歌を楽しみ、ともに歌っていました。
« ライブ&うたごえ 石巻前網浜・スペシャルライブ | トップページ | 東京城北ロータリークラブ&KTK大泉グループの役員 前網浜を激励訪問 »
「音楽祭」カテゴリの記事
- きらきらうた旅 前網浜スペシャルライブ(2013.08.25)
- ライブ&うたごえ 石巻前網浜・スペシャルライブ(2013.08.15)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« ライブ&うたごえ 石巻前網浜・スペシャルライブ | トップページ | 東京城北ロータリークラブ&KTK大泉グループの役員 前網浜を激励訪問 »
24日のキラキラうた旅天候にも恵まれ地元の方の参加もあり楽しい午後でした。主催していただいた方々ありがとうございました。私達の第一オリエント丸も新船から11カ月経ちますが、ようやく上架する事が出来ました。本来ならば1年で2回の上架ですが、ようやく順番が来て渡波の造船所さんにお世話になっております。ありがたい事ばかりです。
投稿: 前網漁業生産組合員カネノキ | 2013年8月28日 (水) 16時10分