定置網設置海域 海洋調査始まる

５月１２日　長崎県諫早市の粕谷製網の職員３名が前網浜を訪問されました。
まずは、仮設住宅の談話室で、生産組合の皆さんとの打合せが行われました。

粕谷製網高木課長さんから、今回の海洋調査の目的について説明がありました。
　①船の魚探を使って、定置網設置予定地の水深を調査し、海底の地形を把握すること。
　②潮の流れる方向と強さを計測することです。そのための計測機を設置する。計測機による調査は約3週間実施し、調査後、計測機を諫早に送付することになります。

今回の調査は１３日・１４日の２日間、定置網設置予定されている海域２か所で実施されました。
この調査を受けて、設置場所、漁網の設置方向を特定することで、いよいよ定置網の漁網の設計、製作が行われます。漁網完成後、定置網設置工事を行われる運びです。９月頃の予定です。

今回の調査には粕谷製網の３名、生産組合の８人、さらに、ダイバーも２名、総勢１３名参加しました。
ダイバーは海底の状況も一部見ましたが、海域に瓦礫があることが判明、今後さらに詳しい海底調査が予定されています。
場合によっては、瓦礫撤去作業が行われます。

粕谷製網は今回使われる漁網の約半分について、前網生産組合に無償提供します。
粕谷製網の支援で前網生産組合が定置網実施を決心したと聞いていますが、まさに恩人です。

[定置網で漁業復興を目指す前網生産組合の皆さんにご支援お願いします]